珠算
かけ算
かけ算は、九九とたし算を使って計算します。
桁数をあらかじめ計算し、計算した答えの1の位がそろばんの1の位に入るように調整します。 この入れ方を習得すると、かけ算の答えの概数を出すときに役に立ちます。 先頭の桁から答えを出すので概数をすぐにはじき出せます。ひっ算ではできません。
商談中に簡単な金額を提示できるなど、社会に出た時に役に立ちます。
わり算
わり算は、九九とひき算を使って計算します。
桁数を計算し、計算した答えの1の位がそろばんの1の位に入るように調整します。 計算が上達しますと、計算途中で答えがわかるようになるので最後までそろばんで計算しなくてもよくなり、早く解答できるようになります。
見取算
見取算は、そろばんの基本の計算です。
そして、見取算の計算は暗算の基礎を作ります。 足し算と引き算、そして位取りがしっかりできないと正解が出ません。 そろばんの技能が一番出る科目であり、一番集中力が要ります。
進級するたびに難易度が上がっていきますので、必要な時期を見て適切な指導を入れます。 また、検定試験の受験の判断材料にしています。
伝票算
3級から指導しますが、「伝票」を使って計算をするのが特徴です。
伝票を使ったことがないので、まず伝票のめくり方を指導します。 普段の教材と違い、めくる動作が入るので、伝票をめくりながら計算するのに、まずは慣れてもらいます。 両手を使いますので、計算の正確さも求められます。
暗算
そろばんにも暗算が入っており、3級から試験科目に加わります。 すでに見取暗算で指導しているので、必要な場合のみ指導をします。
応用算
応用算の指導では、文章を読んで、どうやってそろばんで計算すればいいかを指導します。
そのため、算数とは違う計算が出る場合もありますが、生徒に合わせて説明をします。 授業で指導できない場合は、特別に曜日を設けて応用特訓を行い一気に習得してもらっています。 段位は、細かく単元を区切り丁寧に指導します。
開法算
段位のみの科目です。
開平と開立に分かれており、開平は段位に上がってから3週間経過後ぐらいに指導を始めます。
開平は、数学のルート(√)計算に該当します。 開平では、計算順序と平方及び半九九法を指導します。 上達した生徒には、別の計算方法も現在では指導を行っています。 計算方法が複雑に感じますが、一度方法を体得すると計算自体は簡単なので一気に上達します。 時間内に開平を全問解答できると、開立を指導します。
開立は、三乗根の計算となります。 開立では、計算順序と三乗を指導します。 計算方法の難易度は高く、習得するには時間がかかります。 開立を計算できると、段位の高段者になります。
暗算
かけ暗算
暗算でかけ算をします。
まず、そろばんでかけ算の入れ方をしっかりと指導し、そのイメージを基にして指導します。 3桁×2桁の計算ができるようにするのが目標です。
わり暗算
暗算でわり算をします。
まず、そろばんでわり算の入れ方をしっかりと指導し、そのイメージを基にして指導します。 答えを素早く見つけ出せるように工夫した方法で指導をします。 6桁÷3桁の計算ができるようにするのが目標です。
見取暗算
暗算で見取算をします。
算数や数学、そして社会に出た時にも頻繁に使う計算ですのでしっかり習得できるように指導します。 3桁をそのまま(分割せずに)計算するのが目標です。
競技大会
総合
競技大会によって種目が変わりますので、その大会に合わせた練習問題を使って指導します。 通常練習では指導せずに、選手に選抜された生徒のみ特別練習の時間を設けて短期間で練習します。
競技大会の練習をすると、ソロバンの技量が格段に上がります。
読上算
見取算の問題を先生が読上げて、その通りに計算します。
目の前に問題がないために見直しができませんので、正解するには集中力と正確なそろばんの珠をはじく力が要ります。 読上算は、通常の練習では原則指導せず、選手に選抜された生徒のみ特別練習の時間を設けて短期間で練習します。
読上暗算
見取算の問題を先生が読上げて、その通りに計算します。
見取算との違いは、暗算で計算することだけです。 目の前に問題がないために見直しができませんので、正解するには集中力と正確なそろばんの珠をはじく力が要ります。 読上暗算は、通常の練習では原則指導せず、選手に選抜された生徒のみ特別練習の時間を設けて短期間で練習します。